日本映画製作者連盟（映連）Motion Picture Producers Association of Japan, Inc.（MPPAJ）により、映画産業に関するデータが発表されました．
| 順位 | 公開月 | 作品名 邦題（原題） | 興収 (億円） |
配給会社 | ダウンロード |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2011年 12月 |
ミッション：インポッシブル ゴースト・プロトコル （Mission: Impossible Ghost Protocol） |
53.8 | パラマウント |
■ 字幕 ■ 吹替 |
| 2 | 9月 | バイオハザードⅤ リトリビューション （Resident Evil: Retribution) |
38.1 | ソニー |
■ 字幕 ■ 吹替 |
| 3 | 8月 | アベンジャーズ （The Avengers） |
36.1 | ディズニー |
■ 字幕 ■ 吹替 |
| 4 | 6月 | アメイジング・スパイダーマン （The Amazing Spider-Man） |
31.6 | ソニー |
■ 字幕 ■ 吹替 |
| 5 | 5月 | メン・イン・ブラック３ （Men in Black III） |
31.3 | 東宝東和 |
■ 字幕 ■ 吹替 |
| 6 | 5月 | ダーク・シャドウ （Dark Shadows） |
21.6 | ワーナー |
■ 字幕 ■ 吹替 |
| 7 | 8月 | マダガスカル３ （Madagascar 3） |
20.5 | パラマウント |
■ 字幕 ■ 吹替 |
| 8 | 7月 | ダークナイト ライジング （The Dark Knight Rises） |
19.7 | ワーナー |
■ 字幕 ■ 吹替 |
| 9 | 3月 | シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム （Sherlock Holmes: A Game of Shadows) |
19.5 | ワーナー |
■ 字幕 ■ 吹替 |
| 10 | 2月 | ＴＩＭＥ／タイム （In Time） |
18.2 | フォックス | ■ 字幕 |
| 11 | 8月 | プロメテウス （Prometheus） |
18.1 | フォックス | ■ 字幕 |
| 12 | 6月 | スノーホワイト （Snow White and the Huntsman） |
17.1 | 東宝東和 |
■ 字幕 ■ 吹替 |
| 13 | 9月 | 最強のふたり （Intouchables） |
16.5 | ＧＡＧＡ |
■ 字幕 ■ 吹替 |
| 14 | 2011年 12月 |
リアル・スティール （Real Steel） |
14.7 | ディズニー |
■ 字幕 ■ 吹替 |
| 14 | 4月 | バトルシップ （Battleship） |
14.7 | 東宝東和 |
■ 字幕 ■ 吹替 |
| 16 | 2月 | ドラゴン・タトゥーの女 （The Girl with the Dragon Tattoo） |
12.5 | ソニー |
■ 字幕 ■ 吹替 |
| 17 | 3月 | 長ぐつをはいたネコ （Puss in Boots） |
11.7 | パラマウント |
■ 字幕 ■ 吹替 |
| 18 | 2011年 12月 |
タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密 (The Adventures of Tintin: Secret of the Unicorn) |
10.8 | 東宝東和 | ■ 字幕 |
| 19 | 3月 | ヒューゴの不思議な発明 （Hugo） |
10.2 | パラマウント |
■ 字幕 ■ 吹替 |
| 19 | 8月 | トータル・リコール （Total Recall） |
10.2 | ソニー | ■ 字幕 |
日本で不屈の人気を誇るトム・クルーズの『ミッション：インポッシブル』シリーズの新作がトップを飾りました。寄る年波もスキャンダルもなんのその、2013年も彼の大作が目白押しです。
日本では相変わらず根強い人気の『バイオハザード』は日本で第2位、アメリカでは駄作と評され第50位以内（第79位）にも入っていません。
今まで日本では良い結果が望めないとされていたアメコミ原作の映画が三作もトップテンに入るとは誰が想像したでしょう。
吹き替えがひどすぎるとファンからブーイングがおこった『アベンジャーズ』ですが、第3位ですからファンも複雑な気持ちでいっぱいでしょう。ちなみにこの映画は、興行収入がアメリカでトップでした。
第4位の『アメイジング・スパイダーマン』はアメリカで第6位。第8位の『ダークナイト ライジング』はアメリカで第2位です。
人気シリーズの新作で第5位の『メン・イン・ブラック３』はアメリカでは第3位。
これまた日本で不動の人気者ジョニー・デップ主演の『ダーク・シャドウ』は日本で第6位、アメリカでは第36位。
ピクサーの作品『メリダとおそろしの森』(アメリカでは第7位）が日本ではふるわなかった一方で、ドリームワークス・アニメーションの作品は第7位『マダガスカル３』(アメリカ第10位）と『長ぐつをはいたネコ』(アメリカでは2011年第11位）がこのリストに入っています。
口コミによって広がった良作『最強のふたり』がこのリストに入ったという事は映画ファン冥利に尽きますね。
毎年、日本とアメリカで観客の好みの違いが出ます。
日本のリストに入っている作品の中、アメリカでは評判がひどく悪く、興行的にも成功しなかった映画は『バイオハザード』『TIME／タイム』『バトルシップ』『トータル・リコール』です。
アメリカでは毎回大ヒットしているシリーズ最終作『トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part 2』は、相変わらず日本ではヒットしませんでした。
アメリカでは凄まじい人気（第3位）を誇った『ハンガー・ゲーム』（原題: The Hunger Games）は、日本においてはその影さえありません。大人気作品『バトル・ロワイアル』のパクリだという反感を買ったのもあるでしょう（この話題のおかげで原作を映画化した邦画が再び見直されました)。どちらにせよこの二作は、スティーヴン・キングの小説『死のロングウォーク』と『バトルランナー』に類似している事は衆知の事です。
日本で公開されたのが12月だったため『007 スカイフォール』（原題: Skyfall）の名（アメリカ第4位）が日本のリストに載っていませんが、2013年のリストに入っているのは間違いないでしょう。
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アルゴがこのリストにない事に驚きました。
バイオハザードはやはり日本人がクリエイトしたものですから、応援したくなるのではないでしょうか。