なでしこジャパンの皆さん、優勝おめでとうございます
サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会決勝で、日本女子代表『なでしこジャパン』は7月17日(日本時間18日)、米国代表と対戦、延長戦を2ー2で終了後のPK(ペナルティーキック)戦を3ー1で制し、優勝を果たしました.
国際サッカー連盟(FIFA)主催大会での男女を通じた初の優勝で、日本のサッカー史(アジアのサッカー史も含め)を塗り替える快挙を遂げたのです.
澤穂希選手は今大会の最優秀選手(MVP)と得点王に輝きました(ちなみに、彼女は、釜本邦茂の記録を超えた、男女を通じての代表最多得点記録保持者).
日本は、宮間あや選手がゴール前での相手のクリアミスを突いて同点ゴール.
延長戦では、一時期勝ち越されたものの、後半終了間際に澤穂希選手が宮間あや選手のコーナーキックに合わせて見事なボレーシュート(アメリカの選手たちがあっけにとられた)を決め、再び追いつき、2ー2となりPK戦に突入することになったのです.
PK戦ではゴールキーパーの海堀あゆみ選手が、1人目のシュートをスーパーセーブ、3人目のゴールも阻止するという大活躍.
日本勢のシュートは、1人目の宮間あや選手が先陣を取り、3人目の阪口夢穂選手も得点、4人目の熊谷紗希選手がゴールを決めた瞬間、日本の優勝が確定.3-1のスコアでPK戦を制しました.
日本は準々決勝で、延長戦の末、W杯3連覇を目指した開催国ドイツを1ー0で、準決勝ではスウェーデンに3ー1、そしてついに、過去に2回の優勝経験を持つ世界ランキング1位の米国を初めて破る結果となったのです.
うれしくて、うれしくて涙が止まりませんでした.感動の涙、歓喜の涙.
東日本大震災以来、希望や明るさの欠けた日本にとって、本当に素晴らしいニュースです.
『なでしこジャパン』の選手の方々の勇姿が、私たちに元気を分けてくれます.
海外のニュースでも、キャプテン澤穂希選手をはじめチームの活躍が第一面で報道され、日本の勝利を讃えてくれていました.
私たち日本人、両手を広げて皆さんをハグしていました.あなたたちは私たちの誇りです.
ありがとうございました.そして、お疲れさまでした.
ポジション | 名前 | 英語 | チーム |
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GK 1 | 山郷 のぞみ | YAMAGO Nozomi | 浦和レッズレディース |
GK 12 | 福元 美穂 | FUKUMOTO Miho | 岡山湯郷Belle |
GK 21 | 海堀 あゆみ | KAIHORI Ayumi | INAC神戸レオネッサ |
DF 2 | 近賀 ゆかり | KINGA Yukari | INAC神戸レオネッサ |
DF 5 | 矢野 喬子 | YANO Kyoko | 浦和レッズレディース |
DF 14 | 上尾野辺 めぐみ | KAMIONOBE Megumi | アルビレックス新潟レディース |
DF 3 | 岩清水 梓 | IWASHIMIZU Azusa | 日テレベレーザ |
DF 15 | 鮫島 彩 | SAMESHIMA Aya | ボストン・ブレーカーズ |
DF 16 | 田中 明日菜 | TANAKA Asuna | INAC神戸レオネッサ |
DF 4 | 熊谷 紗希 | KUMAGAI Saki | 浦和レッズレディース |
MF 10 | 澤 穂希 | SAWA Homare | INAC神戸レオネッサ |
MF 8 | 宮間 あや | MIYAMA Aya | 岡山湯郷Belle |
MF 9 | 川澄 奈穂美 | KAWASUMI Nahomi | INAC神戸レオネッサ |
MF 6 | 阪口 夢穂 | SAKAGUCHI Mizuho | アルビレックス新潟レディース |
MF 13 | 宇津木 瑠美 | UTSUGI Rumi | モンペリエHSC |
FW 7 | 安藤 梢 | ANDO Kozue | FCR2001デュイスブルク |
FW 18 | 丸山 桂里奈 | MARUYAMA Karina | ジェフユナイテッド市原 |
FW 11 | 大野 忍 | OHNO Shinobu | INAC神戸レオネッサ |
FW 17 | 永里 優季 | NAGASATO Yuki | 1.FFCトリビューネ・ポツダム |
FW 19 | 高瀬 愛実 | TAKASE Megumi | INAC神戸レオネッサ |
FW 20 | 岩渕 真奈 | IWABUCHI Mana | 日テレベレーザ |
監督 | 佐々木 則夫 | 日本サッカー協会 | |
コーチ | 望月 聡 | 日本サッカー協会 | |
GKコーチ | 前田 信弘 | 日本サッカー協会 |
[注]GK(ゴールキーパー)、DF(ディフェンダー)、MF(ミッドフィールダー)、FW(フォワード)
映画よりも感動的な試合でしたが、この機会に、サッカーをテーマにした映画を10本紹介したいと思います.
サッカーづくめになりたい方におススメです.
勝利への脱出(原題:Escape to Victory)
(1981)
監督 ジョン・ヒューストン
シルヴェスター・スタローン、マイケル・ケイン、ペレ、マックス・フォン・シドー、ボビー・ムーア、オズワルド・アルディレス、カジミエシュ・デイナ、ポール・ヴァン・ヒムストドリーム・ゴール(原題:Escape to Victory)
(1995)
監督 マリア・ギース
ショーン・ビーン、エミリー・ロイド、ピート・ポスルスウェイトザ・カップ(原題:The Cup)
(1999)
監督 ケンツェ・ノルブ
ウゲン・トップゲン、ジャムヤン・ロゥドゥ、ネテン・チョックリン、ラマ・チュンジョルスコットランド・カップの奇跡(原題:A Shot at Glory )
(2000)
監督 マイケル・コレント
ロバート・デュヴァル、マイケル・キートン、ブライアン・コックス、アリー・マッコイスト、カースティ・ミッチェル、コール・ハウザー少林サッカー(原題:Shaolin Soccer)
(2001)
監督 チャウ・シンチー
チャウ・シンチー、ン・マンタ、ヴィッキー・チャオ、パトリック・ツェーベッカムに恋して(原題:Bend It Like Beckham)
(2002)
監督 グリンダ・チャーダ
パーミンダ・ナーグラ、キーラ・ナイトレイ、ジョナサン・リース=マイヤーズGOAL!(原題:Goal! The Dream Begins)
(2005)
監督 ダニー・キャノン
出演 クノ・ベッカー、アレッサンドロ・ニヴォラ、スティーヴン・ディレン、アンナ・フリエル
ゲスト出演 デビッド・ベッカム(英)、ジネディーヌ・ジダン(仏)、ラウル・ゴンサレス(西)、中田英寿(日本)、ロナウド(伯)、ミラン・バロシュ(捷)、シェイ・ギヴン(愛)、スヴェン=ゴラン・エリクソン(瑞)ジェラルド・バトラー in THE GAME OF LIVES(原題: The Game Of Their Lives)
(2005)
監督 デビッド・アンスポー
ジェラルド・バトラー、ウェス・ベントリー、パトリック・スチュワート、ジェイ・ロウダン、ギャヴィン・ロスデイル、ジョン・リス=デイビスペレを買った男(原題:Once in a Lifetime)
(2007)
監督 ジョン・ダウアー、ポール・クロウダー
ナレーター マット・ディロン
ペレ、フランツ・ベッケンバウアー、カルロス・アウベルト、スティーブ・ロスグレイシー(原題:Gracie)
(2007)
監督 デイヴィス・グッゲンハイム
エリザベス・シュー、カーリー・シュローダー、ダーモット・マローニー、アンドリュー・シュー
〈サッカー〉 |
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沢穂希はすごいよ。サッカーの女神だよ。だれか彼女に国民栄誉賞を挙げてくれ。涙が止まらない。
日本もよくやったけど、アメリカも頑張ったと思う。サッカーって本当に良いスポーツだ。
涙、涙、の決勝戦でした!感激の勝利!!寝不足ですが、試合見て本当によかった!!!
負けたアメリカの反応はどうですか?
アメリカの選手たちは口惜しいながらも、日本の素晴らしさを讃えています.
下記は、アメリカのメジャーな新聞記事の一部です.
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ニューヨークタイムズ
The United States lost to an inspired team from a nation that had sustained a monumental triple blow of earthquake and tsunami and nuclear breakdown on March 11.
Other nations, like Brazil and France and Sweden, have supplanted Norway and China as world powers. Germany won two straight World Cups in 2003 and 2007. And here came the Japanese, resourceful, skilled, with their coach smiling peacefully as they broke the huddle to take penalty kicks. And they prevailed. It was Japan’s time, Japan’s legend in the year of Fukushima.
ワシントンポスト
It was a storybook ending, just not the one the U.S. women’s soccer team wanted.
Japan was arguably the sentimental favorite against the top-ranked Americans. It provided a feel-good story to a nation devastated by a March 11 earthquake and tsunami.
“They are playing for something bigger and better than the game and when you’re playing with so much emotion, and so much heart, that’s hard to play against,” U.S. goalkeeper Hope Solo said before the match.
The crowd gave Japan a standing ovation after the match.
ウォールストリートジャーナル
It was an emotional win for a nation still recovering from a devastating earthquake and tsunami in March. “Japan was playing with a very large 12th man; it’s called desire and hope,” U.S. striker Abby Wambach said. “I feel proud of my team, I feel devastated. Japan, give them all the credit. They never gave up.”
“Japan was playing for something more than just a win, they were playing to heal a nation,” former U.S. Coach Tony DiCicco said.
This team has begun each game holding a sign: “To our friends around the world, thank you for your support.”
ロサンゼルスタイムズ
It was the most gut-wrenching, most emotional and most dramatic final in the history of the Women’s world Cup.
It produced the most surprising, most gloriously happy and most deserving world champion women’s soccer has yet seen.
As far as fairy tales go, even Germany’s Grimm Brothers could not have penned this story.