ミュージカル傑作映画『レ・ミゼラブル』(原題:Les Misérables)に出演した俳優たちのすばらしい歌声と演技、そして音楽を堪能された方は多いだろう。
あの感動を我が家で再びと思っていた方にとって、今回のサントラは少し寂しい感じがするかもしれない。
『レ・ミゼラブル』のCDは数々あるが、他のサントラと違い、今回の映画のサントラは映画シーンすべての歌曲はサントラに含まれていない。
多数のクレームをつければ変わるかもしれないが、今のところ完全版発売は未定。
それでも聞きがいのあるミュージックはリストアップされている。
【追記】
3月20日にレ・ミゼラブル サウンドトラック デラックス・エディション
が発売される事になった。
12月に出たヴァージョンは66分、今回のDXヴァージョンは115分。
スーザン・ボイルが「I Dreamed a Dream」を歌ったBritains Got Talentというテレビ番組の録画を観るたびに泣けてくる。
泣きたくないのに泣いてしまう。
アン・ハサウェイは役者。表情、衣装のまとい方、体の動きまで役にあった演技をしているけど、歌自体はスーザンに勝らない。
スーザンがあこがれているらしいエレン・ペイジも歌はうまいけど、スーザンほどの深みがない。
アレサ・フランクリンは個人的に好きなソウル歌手だけど、この歌をMLKジュニアのスピーチみたいにアレンジしているところからして違和感が嫌悪感に変わってしまう。
gleeは、軽すぎる。あの歌は若い子が歌う歌じゃないって事わからない事自体間違ってる。
ニール・ダイアモンドにいたってはがっかりどころかあの歌歌うのやめて欲しいと願いたいくらいだ。
NHK紅白歌合戦にも出場したスーザンのCDの方がおすすめ。
ヒュー・ジャックマンはトニー賞とか取っているから歌える事は知っていましたが、この映画の中でも本当にすばらしかったです。
ラッセル・クロウもバンドを持っていて歌っていると聞いていたのでさほど驚きませんでした。(驚いた事は主役をはれるラッセル・クロウほどのスターがこの役を欲した事です)
アン・ハサウェイもどこか(忘れてしまいました)で歌っていたのを聴いた事があるので大好きな歌夢やぶれてを聴いてがっかりすることはありませんでした。
でもこのメジャーな三人の誰より、どの歌より心に響いたのは今まで全然知らなかった女優サマンサ・バークスが歌ったオン・マイ・オウンです。
泣けました。
ああ、切ない、苦しい、やるせない。腹立ちさえ感じてしまう。
アイラブヒム、彼を愛してるという言葉を何回か繰り返すのですが、それぞれ思いがこもっていて涙がとまりませんでした。