SUPER8 / スーパーエイト (原題:Super 8) の挿入歌・サントラ

アメリカ、ニュージャージー州出身の作曲家マイケル・ジアッキーノ(Michael Giacchino) は、10才の頃から映画に興味を持ち始めた.
昼間はディズニー等の宣伝部で仕事をしながら、夜間は名門ジュリアード学院で音楽を学ぶといった努力の末、音楽家としてデビュー.
ビデオゲーム(ジュラシックパークやメダル・オブ・オナーシリーズ)やテレビ番組の音楽担当を経て、2004年ピクサ−作品『Mr.インクレディブル』(原題:The Incredibles)からサントラも手がけるようになった.

『ミッション:インポッシブル3』(原題:Mission: Impossible III 又は、M:i:III)、『レミーのおいしいレストラン』(原題:Ratatouille)、『クローバーフィールド/HAKAISHA』(原題:Cloverfield)、『スピード・レーサー』(原題:Speed Racer)、『スター・トレック』(原題:Star Trek)、『カールじいさんの空飛ぶ家』(原題:Up)などを担当.
『レミーのおいしいレストラン』ではアニー賞音楽賞を、『カールじいさんの空飛ぶ家』ではアカデミー作曲賞を受賞する.

ジアッキーノのゲーム音楽のファンであったJ・J・エイブラムスの呼びかけで、彼のテレビ番組(エイリアス、LOST、FRINGE/フリンジ)や映画の音楽を担当することが多い.今回、Deputy Crawford役で映画出演もしている.
ピクサーのブラッド・バードとのコラボレーションもいくつかある.

Super 8
関連項目

マイケル・ジアッキーノ作品
 
SUPER8 / スーパーエイトの映画は、舞台が1979年である為、70年代のヒット曲が多く挿入歌として使われている.

Electric Light Orchestra

学校が終わって、夏休みがはじまる時に聴かれるのが、エレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)のドント・ブリング・ミー・ダウン(Don’t Bring Me Down).
重厚なピアノ・リフが特徴のヒット曲である.

The Commodores

ジョーと父親のジャクソンが食事中、キャンプの話をしている時に聴かれるのが、コモドアーズ(The Commodores)の Easy.

こどもたちが映画を撮りにいく前に一緒に歌う曲が、1979年に発売された、ザ・ナック(The Knack)のマイ・シャローナ.詳細は最後に.

The Cars
Wings

こどもたちがダイナーに集まって事故のことを話している時に聴かれるのが、ウイングス(Wings)の心のラヴ・ソング (Silly Love Songs).

Blondie

ガソリンスタンドで働いている若者役の Beau Knapp が、ソニーのWalkmanで聴いているの歌が、ブロンディ (Blondie)の大ヒット曲、ハート・オブ・グラス(Heart of Glass).


 

Alan O’Day

デイヴィッド・ギャラガー(David Gallagher)演ずる写真店のドニーが車の中でマリファナ(大麻)をすっている時に聴かれるのは、山下達郎の英語作詞者としても知られているアラン・オデイ(Alan O’Day)のアンダーカバー・エンジェル(Undercover Angel).

Chic

ドニーが車を運転している時に聴かれるのは、シック(Chic)のノレる曲としても有名だった Le Freak(おしゃれフリーク)である.

ELO

最後のシーン後は、エレクトリック・ライト・オーケストラ(Electric Light Orchestra)のドント・ブリング・ミー・ダウン(Don’t Bring Me Down)が再び聴かれる.

The Knack

そして、こどもたちが創ったゾンビ映画の後に、ザ・ナック(The Knack)のマイ・シャローナ (My Sharona) が軽快に流れる.この映画のおかげでこの曲がまたヒットしそうだ.

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